シドニー通信vol.1「性別の表記」
- てぃー

- 2023年9月19日
- 読了時間: 4分
はじめまして、QUEBECシドニー支局(自称。笑)のてぃーです!
これからちょこちょこブログに登場することになりましたのでよろしくお願いします。
2022年の9月末にシドニーに移住して、もうすぐ1年。これまでシドニーで見てきた色々を紹介していきたいな~と思っています。
今回は、「性別の表記」について。
日本で過ごしていると、申込書やアンケートなど、ありとあらゆるものの性別欄が「男・女」しかないのが当たり前になっていませんか?
オーストラリアは、違います!
日本とは違い、ありとあらゆるものの性別欄に最低でも3つの選択肢が用意されています。
つまり、男女以外に「その他」があるのが当たり前で、それだけでなくノンバイナリーやトランスジェンダーなどたくさんの選択肢がある場合も多いです。

たとえば、上の画像はテニスクラブの入会申し込みフォームですが、「Male:男」「Female:女」のほかに「Would rather not say:回答しない」があります。
続いてこちらは病院を初めて受診するときの入力フォームです。

病院は性のことを少し詳しく知る必要があるため、まず「Birth Sex:生まれたときの身体の性」を選ぶのですが、性分化疾患の方なども想定した「Other:その他」があります。
そして「Preferred Pronouns:呼ばれたい代名詞(どの性で扱われたいか)」も選べます。
英語は日本語と違って人の性別をはっきりさせないと話せない場面も多い(Ms.〇〇、Mr.XXと呼んだり、SheとかHeとか言いますよね)ので、女性のSheか、男性のHeか、それ以外のTheyかが選べるようになっています。
(Theyって複数形を指すんじゃないの?と疑問に思った方もいますかね?これについてはまた別の回で解説したいと思います!)
生まれたときの身体の性、扱われたい性を選んだら、次は「性自認(自分の性をどう認識しているか)」を選びます。

ここは先ほどのテニスクラブよりさらに選択肢が増えて、
「Non-binary:ノンバイナリー」
「Gender diverse:多様なジェンダー」(これ、オーストラリア特有の表現らしいのですが、例えばアボリジニとトレス海峡諸島の人々にはいわゆるトランスジェンダーとは少し違った“シスターガール”と“ブラザーボーイ”という表現が存在します。そうした方々がここに入ってくると思われます。ここまだ勉強中💦)
「Transgender:トランスジェンダー」
「Different identity:どれでもない」
から選べます。
最後は、子どものアフタースクールケア(日本でいう学童保育みたいな感じ)の申し込みフォームです。

こちらではLegal Sex/Gender(日本でいう戸籍の性別ですね)の他に、「Current Gender Identity:現在の性自認」を選びます。
男・女・ノンバイナリー・トランスジェンダーの他に、その他のような感じで「自分で書く」が選べて、上記に当てはまらない場合に自由記述ができるようになっています。
という感じでいくつか紹介しましたが、すごくないですか!!??
日本で生まれ育った私は、こちらで何かの申し込みをするたびに感動しています。
本当に、ありとあらゆるものの性別欄に3つ以上の選択肢があるんです!
ちなみに、先日近所で日系のお祭りイベントがあったのですが、そこにブースを出していた某日系航空会社さんのメルマガ登録フォームの性別欄は…
男女の選択肢しかありませんでした!!!!!
やっぱりね~涙涙涙
日本の本社の方が作ったフォームなのかもしれませんが、それを在シドニーの海外駐在員(いるのかな?いるよねきっと)がチェックして指摘してあげられなかったというのは残念ですね。
せっかくオーストラリアにいるんだから、そういうところも学んで日本に持ち帰ってくれるといいな~~と思ったのでした。
ちなみに、もう一つこの国の性別欄で素敵だと思ったのが、「順番」です。
Male:男性から始まる場合も、Female:女性から始まる場合もどちらもあるんです。
日本だと、だいたいいつも男性から始まりますよね。こういうのもジェンダーバイアスを助長する一因だと言われています。(男性が先、男性が優先、みたいな思い込みね)
ノンバイナリーが先でもいいし、「回答しない」が先でもいいし、もっと色んな順番の性別欄が増えていくといいですね。(無用な性別欄はそもそもなくしたらいいと思うけど)
第1回目からすごく長くなっちゃった…
以上、意外と寒くて長い冬が終わり、ついに(いきなり💦)暑くなってきたシドニーからお届けしました。




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